ぺん吉日記
 犬好きでちょっと偏屈なぺん吉親爺が日々の生活をつづります。
戦時下の小説
これまで悲惨な戦時下の小説を読んだことがなかったが、NHKの「純情きらり」を見たことがきっかけで読む気になった。まずは吉村昭の「遠い日の戦争」を読んでみた。
 A級戦犯はどうしようもない救いようのないひどい人間達と思っていたが、ごく普通の人間であり、国のために命がけで戦った、戦争被害者ともいえる人たちであったことを知った。勝てば官軍、功名が辻で言えば、まるで、家康率いる東軍が米国で、日本人は石田光成率いる西軍のようなものだ。戦後米国人に手出しした日本人は徹底的にやられた。

 以下本の概要。
 主人公は当時大学出の少尉で、一般にいうA級の戦争犯罪人に属する。米国はB29に乗って日本にやってきて国際法で禁止されている一般市民に対する無差別殺害を繰り返し、何十万という市民が犠牲になった。その中でB29の何機かが墜落し、パラシュートで脱出した米兵が30名近く捕らえられた。すでに天皇陛下の無条件降伏のラジオ放送は流れていたが、本土決戦で死ぬ気で戦っていた兵隊達には受け入れ難く、米兵への憎しみは強く、ドサクサの中、日本刀により、死刑執行することに決まり、主人公達は上からの命によりその任に当たった。上長の命令は絶対であり、これを拒むという発想も意識もなかった。
終戦後、捕虜殺害にかかわった人が次々に死刑になった。主人公は2年間の逃亡生活の果てについに捕まった。死刑を覚悟したが、米国の日本統治に対する方針が当初の敵国扱いから徐々に緩和し、友好国として扱うよう変化していった。当初は捕虜を殴っただけで死刑になったが、主人公は運良く無期懲役になり、朝鮮戦争の頃、さらに日本に対する米国の対応が緩和され、10年後釈放された。
戦前と戦後の人々の意識と価値観のあまりの落差に主人公は呆然とし、あまりにも簡単に過去を否定し生きている人々を素直に受け入れることが出来なかった。

岩崎宏美コンサート
今現在一番好きな歌手。15年位前に日立に来たとき聴きにいった。
http://www.hiroring.com/info/livemenu11.html
11/19(日) に栃木にくるのでいきたい。でも場所がへんぴで帰りは夜中の0時にんなるのがちょっと気になり、行くかどうか思案中。


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